3/13で半世紀以上の歴史に幕を閉じる 近鉄 鮮魚専用列車「鮮魚列車」

みなさんこんにちは。

今日は用事の前に大阪上本町駅で
3月14日の近鉄ダイヤ変更で廃止となる鮮魚列車を見てきました。
今までのダイヤ変更では当たり前のように残っていましたが
今回の変更でとうとう廃止されることになりました。







近鉄2680系鮮魚専用列車



鮮魚列車は大阪上本町⇔松阪を結ぶ伊勢漁協組合専用の貸切電車で
組合同士でお金を折半し、朝に伊勢で獲れた魚を奈良や大阪の鮮魚店で販売し
夕方にはまたこの列車に乗り伊勢漁協組合の卸売市場へと向かいます。
昔は日本全国各地に走っていましたが、道路の普及でトラック輸送に切り替わり
平成初期まで京成電鉄が残っていましたが廃止
日本全国で唯一近畿日本鉄道だけが残っていました。
よくぞ令和まで残ってくれたぞ!!







荷物を降ろして高安車庫へ回送される。
乗務する車掌さんも哀愁を感じる。









回送の出発を待つ2680系








本来、終点では車止めで停止しますが
鮮魚列車は鮮魚専用停止位置があります。
大阪上本町駅の後ろ(鶴橋寄り)にそのまま道路へ出られる職員専用出口があります。
仕入れた魚はその出口へ降りてそのまま軽トラなどに積まれてお店へ。








運転終了まで残り2週間
50年以上となるといろいろなことがあったと思うが
3月13日の夕方、松阪送り込みまでしっかりと組合員と新鮮な魚を運んでもらいたい。




3月14からは平日ダイヤのみとなり
一般列車の一番後ろ(伊勢側)の車両1両が伊勢漁協組合専用貸切
その車両は伊勢で獲れる魚をラッピングペイントされたお魚列車にバトンを渡します。
松阪発大阪上本町行き急行で名張から快速急行に変わる電車で
今までより40分以上短縮されます。

お魚列車は主に鮮魚専用で使われますが、組合員の方と協力し
新鮮な魚や地場産を販売する列車市場などのイベントにも使用される予定です。




以上、、鮮魚列車についてでした。

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